2011年度 理事長所信

社団法人 科野青年会議所 2011年度 理事長所信 理事長 宮下 豊史

          2011年度 社団法人 科野青年会議所 

               理 事 長 所 信


                            理事長 宮 下 豊 史

【はじめに】
 科野青年会議所がこれまで活動を続けてこられたのは、設立当初から掲げている「明るい豊かなまちづくり」という崇高な理念の存在があったからに他なりません。例えていうと理念は戦略になると思います。その戦略をどのような手法を用いて目的を達成させるかが戦術であり、戦術を駆使し目的を達成させる活動を我々は事業と呼び、40年以上にわたりその活動をしてまいりました。
 活動にあたり最も重要だったこと、それは考え方や立場の違う多くの仲間の存在と一人でも多くの地域住民に我々の活動を理解していただくこと。それは今でも変わりありません。
 どれだけ便利な世の中になろうとも、最後は人の力が世の中を動かします。人と人、点と点を結びやがて1本の線になる。目標に向かってみんなが力を合わせて踏み出せば、その先には無限の可能性が待っているはずです。

【誰のために何をするのか】
 青年会議所とは自分の為(修練)、友人の為(友情)、社会の為(奉仕)に考え活動する場所です。
本当の幸せとは自分一人が幸せになることではなく、自分の周りの人すべてが幸せになることだと気づかせてくれる場所でもあります。
 我々がこの地域に生まれ育ち、この地域で働きそして家族の生活を守る。そんなことを改めて考えてみると、それは先人たちが未来を語り、夢を持ち、将来の発展の為に考え活動し今の社会を創ってくれたおかげだと思います。
 我々の未来は我々で創造する。自分たちの地域は自分たちで守る。先人たちのその思いを引き継ぎ、地域に恩返しをする。そのためにはまず、自分たちが積極的に進化する姿勢を持ち、共に歩む仲間たちと知恵を出し合い、そして英知と勇気と情熱を持って地域社会の発展に貢献する。そうすれば必ずめぐりめぐって自分や家族が幸せになる。その為に我々は考え活動するのです。

【思いを行動に移す】
 過去や歴史から学ぶことは非常に大切なことですが、過去や歴史は変わりません。しかし未来は自分たちの行動で変わるはずです。過去にとらわれることなく、今の時代に合った若者らしい姿で真剣に自分たちや地域の将来に向き合うこと。その為にはまず我々個人が自分を磨き経験を積むことに積極的にならなければなりません。
『為せば成る 為さねば成らぬ成る業を 成らぬと捨つる 人のはかなさ』(武田信玄)
やれば出来るし、やらなければ出来ない。出来る事を出来ないと言ってやらないのは、愚かなことだ。という意味です。
「出来る」「やってみます」がはじめの一歩です。「出来ない」「やれません」ではその先に何も生まれませんとにかく前向きで真剣に行動し情熱を持つことが最も大切なことだと思います。
 真剣になれば知恵が出ますが中途半端だと愚痴が出るでしょう。更にいい加減だと言い訳ばかり言うようになります。知恵が出る人になるには色々な事を経験することがより必要になると思います。
 そして「風」のように素早く情報を集め、「林」のように冷静に分析し、「火」のように激しく行動し、「山」のように信念をどっしり構えて動じない。まさに『風林火山』が我々の旗印になるでしょう。

【科野青年会議所の未来を創造する】
 青年会議所の役目はもう済んだのか。明るく豊かな社会になったのか。
 本年度、科野青年会議所は過渡期を迎えます。まずメンバーの3分の1以上が卒業生され、その中には3人の理事長経験者もいて大きな戦力ダウンになることは否定できません。それに伴い組織の中核メンバーも若返るだろうし、何よりもメンバー数の減少が問題になります。青年会議所は人が集まり、人で構成され、その人たちの思いを引き継ぎ存続しています。人に始まり人に終わるわけです。このままでは年々メンバーが減少し組織の存続が危ぶまれます。
 今年度は原点に戻ったつもりで、将来の自分たちやこの地域に本当に必要なものは何か。地域住民が求めていることに青年会議所として出来ることは何か。そのことを真剣に考え活動します。そうした真剣で情熱を持った姿勢を時代に合った社会開発事業や青少年の能力開発事業で発信し続け、在籍しているメンバーはもちろん、JCに携わった方全員が一致団結し地域住民の理解と協力を得る。そうしたことを積み重ね新しい仲間と出会い正々堂々と向き合えば、正直な答えが返ってくるはずです。
我々を必要とする人がいる限り、志が同じ仲間が一人でもいる限り、我々の果たす役割は終わってはいません。

【おわりに】
 人生を楽しくするのもつまらなくするのも自分自身です。「だったら明るく楽しく元気よく行こう。そして積極的に行動しよう」それが今年度のスローガンです。
 自分に与えられた期間は1年です。その期間内でどれだけの成果と課題が残せるかは分かりませんが、真剣に取り組んでいきます。そしてメンバーが明るく楽しく元気良く活動できる環境創りに努めてまいります。
 最後に、特別会員の皆様をはじめ関係各位の皆様の更なるご指導ご鞭撻を賜りますようお願い申し上げます。